家の近くに何がある?
Amy Auchincloss教授らの研究者チームが、米雑誌Obesityにて発表した調査結果によると、住んでいる地域が肥満に大きく関係していることがわかった。
研究によると、住居の近くで新鮮な野菜や果物または健康食品などを購入できる場合、その地域の住民は肥満になりにくいことが明らかとなった。
治安の悪い地域にこそ新鮮食品を
同調査は、米国の主要6都市に住む4008人の男女を対象に、5年間実施された。研究チームは、参加者の食生活や生活リズムを検証するとともに、アンケート調査を実施。
「周辺で健康食品を購入できるか」「徒歩移動に適している地域に住んでいるか」などの質問と健康状況を照らし合わせた結果、近くに新鮮な食品を購入できる市場や販売店がある人ほど肥満になりにくいことがわかった。
また、徒歩圏内に販売店がある場合も、肥満リスクが低いことが判明した。
研究に参加した米ドレクセル大学のAmy Auchincloss教授は、
自宅周辺を歩ける安全な地域には、新鮮な食品を販売する店が多く見られる。治安が不安定な地域にこそ販売店を設置し、住民の健康状態を向上させる努力をすべきだ(ハフィントンポストより)
と述べ、政府や市の協力を求めた。

ドレクセル大学 公式サイト
http://www.drexel.edu/Obesity 周囲環境と肥満リスクの関係性
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/どこに住んでいるの?肥満になるか教えてあげる ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.fr/2013/06/06/obesite