世界中で肥満が増えている!
アメリカ疾病予防管理センターによれば、全米大人の総人口のうち三分の一以上が肥満で、肥満による健康問題が増加しているとしています。しかし、肥満の増加はアメリカだけでなく、全世界でおきている問題です。
(画像はイメージです)
不健康食品はたばこよりも悪影響!
5月19日、国連のデ・シューター特別報告官はたばこによる、健康被害よりも不健康食品による健康被害がもっと大きくなると世界保健機構の総会で述べました。
2012年にデ・シューター氏が国連人権理事会に提出した報告書には、肥満と不健康食品に対して5つの対策案があげられています。
その内容は、不健康食品に対しての課税、ジャンクフード(高カロリーで、栄養価が低いスナック菓子など)広告の取り締まり、塩分、糖分、飽和脂肪の高い食品の規制、地元食品生産者へのサポートや特定の材料を他の食材より安価にしてしまう農業補助金の見直しが含まれています。
また、健康な食生活を推進するためには、食品流通のシステムの根本を正しくすることが不可欠だと述べています。
おそい、不健康食品への対策
2年前に提出されたデ・シューター氏の報告書や、世界保健機構が10年前にかかげた「食事、運動と健康に関する世界戦略」があるにもかかわらず、肥満、糖尿病や心臓疾患は引き続き増加しています。
デ・シューター氏は、不健康食品に対して、緊急に対策をとらなければならない状況にありながら、この警告は真剣に受け取られていないと言っています。

国際連合(UN)
http://www.ohchr.org/EN/NewsEventsガーディアン・リバティ・ボイス
http://guardianlv.com/2014/05/taxingサイエンス・ワールド・リポート
http://www.scienceworldreport.com