見なおされる動物性タンパク質?
動物性タンパク質に代表されるものは、赤身の肉ですが、これが脳卒中のリスクを高めるとされてきました。
6月11日に、ニューロロジ-誌に掲載された研究では、動物性タンパク質を多く摂取した方が、脳卒中のリスク下げることができるということでした。魚などの動物性タンパク質を多く摂取した人は、そうでない人に比べて脳卒中のリスクが20パーセント減るというものです。
この研究は、7つの研究(米国4,日本2、スウェーデン1)、約25万人のデータが分析された結果ですが、日本など動物性タンパク質を魚から摂取する国が含まれています。
(画像はイメージです)
動物性タンパク質と植物性タンパク質、どちらがいい?
動物性タンパク質を摂取することによって、脳卒中のリスクが29パーセント下がり、これに対し植物性タンパク質は12パーセント下がりました。
植物性より動物性タンパク質の方が、脳卒中のリスクを下げるのに効果的な分析結果がでていますが、植物性タンパク質についての研究例が少ないのも原因ではないかと述べる医師たちもいます。
また、1日に摂取する総タンパク質量を、20グラム増やすごとに、脳卒中のリスクが26パーセント下がると述べています。
動物性タンパク質をたくさん食べるのが健康のためになる?
南京大学医学部のリョウ博士は、動物性タンパク質の摂取を赤身の肉からではなく、魚からに変えることをすすめています。
また、タンパク質についてきめ細かいアドバイスをするには、もっと多くの研究を重ねなければならないと述べています。

WUSA9
http://www.wusa9.com/story/newsメッドスケープ
http://www.medscape.comニューロロジ-
http://www.neurology.org