ヤクルトレディと一般女性の腸内フローラを比較
株式会社ヤクルト本社が、プロバイオティクス製品を長期にわたり継続して飲用する機会が多いヤクルトレディと、一般女性の腸内細菌叢(以下、腸内フローラ)を比較した結果、ヤクルトレディの腸内にはビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が多いことが明らかにしました。
※プロバイオティクスとは、ビフィズス菌など、体内でよい働きをする生きた微生物をいいます。
(画像はニュースリリースより)
この研究結果は、平均勤続年数11年のヤクルトレディ(91名・平均年齢45才)と、プロバイオティクス製品の飲用習慣がない一般女性(98名・平均年齢46才)の腸内フローラを比較する研究で明らかになったもので、排便状況に関するアンケートの実施と、自社開発した腸内フローラ解析システムを用いた解析によりそれぞれ違いがわかりました。
一般女性に比べて、腸内の善玉菌が多い結果に
研究結果では、ヤクルトレディの糞便中に占める善玉菌が、一般女性の値に比べて有意に高く、悪玉菌のひとつ「ウェルシュ菌」の数が有意に低い値でした。
さらに、排便状況に関するアンケートでは、一般女性に比べて、ヤクルトレディは、健康な便性状といわれているソーセージ状に有意に近いことがわかりました。
プロバイオティクスの長期的摂取が健康維持につながる
この研究結果から、同社は、プロバイオティクスを長期的に継続して摂ることが、腸内のビフィズス菌数を高く維持することにつながり、さらに、便性状でも良好な結果が示されたことから、プロバイオティクスの長期的摂取が、健康を維持するうえで重要であるとしています。
編集部 つつみ さえこ

「ヤクルトレディの腸内にはビフィズス菌が多いことが明らかに」株式会社ヤクルト本社※PDF
http://www.yakult.co.jp/news/file.php?type=release&id=