野菜ジュースの効力を実証
野菜ジュースなどでお馴染みのカゴメ株式会社(代表取締役:寺田 直行)は、「野菜ジュースの飲用」と「血糖値」の関連性をまとめた研究レポートを発表した。
(画像はプレスリリースより)
結論からいうと、同社が行った動物試験によって得られた結果では、野菜ジュースの食前あるいは食中の飲用によって血糖値上昇が抑えられることが判明した。
メタボリックシンドロームを招く一因ともされる血糖値の上昇だが、「食物繊維」や「クエン酸」といった野菜に多く含まれる成分は血糖値の上昇を穏やかにする作用があり、野菜ジュースを飲んだ際にも同じ効果を望めることが今回の動物実験で明らかになったのだ。
明確に現われる違い 今後とも検証
実験は「野菜ジュース群」と「コントロール群」に分けたラットを16時間断食させ、その後に両郡へデンプンと共に野菜ジュースあるいは糖液を摂らせる方法で行われた。
「野菜ジュース群」にはデンプンと野菜ジュースを、「コントロール群」には野菜ジュースの代わりにそれに匹敵する糖分をもつ糖液を摂取させると、60分後の血糖値は「野菜ジュース群」の方が「コントロール群」よりはっきり低い数値であることが見て取れたのだ。
同じように野菜ジュースをデンプン摂取10分前に摂らせた実験でも血糖値は同様の推移をみせ、これにより「食前」または「食中」の野菜ジュース飲用によって食後の血糖値上昇を抑えられることが一つはっきりしたと言える。
(画像はプレスリリースより)
カゴメは今後、人を対象にした場合のデータ検証や詳しいメカニズム解明を進めていきたい考えだ。

カゴメ プレスリリース
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カゴメ
http://www.kagome.co.jp/