大きい茶碗で食欲87%増
食器の大きさは、人の食欲や食べる量を左右するといわれている。
このほど、コーネル大学など複数の大学からなる研究チームが、子どもの食べすぎを防止するために小さい茶碗が役に立つ可能性がある発表した。
(画像はイメージです)
調査は、2回にわけて行われた。
1回目の調査には、69人の幼稚園児が参加した。500mlの大きい茶碗と250mlの小さい茶碗を用意し、それぞれにシリアルをよそった。すると、小さい茶碗と比べ、大きい茶碗を使用した場合、子どもたちが要求したシリアルの量は87%増加した。
子どもには子ども用の食器を
その後、研究チームは、6歳から10歳の子ども18人の協力を得て、2回目の調査を実施した。
1回目と同じように2種類の茶碗を用意し、子どもが「ストップ」というまでシリアルをよそった。そして、実際に食べてもらった。結果、大きい茶碗を使用した場合、子どもたちが要求した量は69%多くなり、実際に食べた量も52%増加した。
つまり、食器が大きいほど、子どもの食べる量も多くなることが明らかとなった。
参加した子どもたちの75%が、普段大人用の茶碗で食事をとっていると答えている。
研究チームは、子どもの肥満を防止するためは、子ども用の食器で食事をとらせることが重要であると言及している。

コーネル大学
http://www.cornell.edu/大きい茶碗は子どもを大食いにする Le Nouvel Observateur
http://pourquoi-docteur.nouvelobs.com/Un-grand