家族で食事
忙しい現代の世の中で、家族そろってご飯を食べるというのはとても難しいことの一つではないでしょうか。
(画像はイメージです)
家族の時間が合わずにいわゆる個食になってしまっている家庭も多くなってきています。
過去の研究では、家族が頻回に一緒にご飯を食べていると、青少年の栄養の状態が良いという報告や、体重が適正に保たれることが多いという報告がなされています。
そこで2013年に「Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics」に発表されたアメリカの論文では、2793人の公立学校の中高生について朝食と夕食と分けて調べたそうです。
その結果、中高生が家族と一緒に朝食を食べた平均は週に1.5回、夕食を食べた平均は4.1回でした。
朝食を一緒に食べていた人たちは、男性、若い年齢、そして両親がそろっていた人の方が多く、また、朝食を家族で食べていた人たちは食事の質が良く、肥満が少なかったそうです。
これらの結果から、筆者らは、家族で朝ご飯を一緒に食べている家庭は、青少年の食事と体重にいい影響を与えていると結論づけています。
結論として
家族が一緒にご飯を食べた方がいい、というのは常識として知られていることではありましたが、統計上もそういう値が出たということで、一緒に食べる努力をする上での起爆剤になるといいですね。
編集部 C-NZ

Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics
http://www.andjrnl.org/