緑豆
緑豆は日本ではもやしの原料や春雨の原料として有名な豆です。
(画像はイメージです)
緑豆の粉はコーンスターチなどと比べると、グリセミック・インデックス、いわゆるGI値が低いと言うことでも注目されています。
また、もやしや種子から抽出された物が、血糖値が上がるのを抑制する効果があることもわかっており、二型の糖尿病にも効果的だと言われています。
そのため、「Functional Foods in Health and Disease」に2013年に発表された日本の研究では、緑豆のタンパク質の抽出物と、カゼイン(牛乳タンパク)を健康なラットに与えてその影響を比べたそうです。
その結果、緑豆のタンパク質の抽出物を与えられた方のグループは明らかに血中の中性脂肪(トリグリセライド)、肝臓の重さ、肝臓の脂肪分の内容が、カゼインのグループに比べて少なかったそうです。
更にインシュリンのレベルや遊離脂肪酸の量が大変少なく、これらの結果から、緑豆のタンパク質の抽出物は、インシュリンに対する感受性を正常化することで、血中の脂肪に関するデータを向上させる可能性があると結論づけられました。
結論として
緑豆のタンパク質が脂肪分や糖尿病に良い影響を与える可能性がありそうです。日本人はどうしても豆と言えば大豆に偏りがちですが、ほかの豆も取り入れられるといいかもしれないですね。
編集部 C-NZ

Functional Foods in Health and Disease
http://functionalfoodscenter.net/