炎症の度合い
血液検査で一般的によく測られるC反応性たんぱく、CRPという項目があります。
(画像はイメージです)
CRPは体の中にある炎症の度合いを測るもので、色々な要因が影響すると言われています。
貧乏な人たちは、CRPが高くなることが多いそうで、炎症の反応には、経済的な状態が関与している可能性があると言われていました。
炎症の度合いと食生活
経済的な状態が悪いグループがCRPの値が高くなる原因として、たばこや食事、そして遺伝的なものが報告されています。
中でも食事の場合、食物繊維やフルーツ、野菜の摂取が多いほど、CRPが低くなる、という傾向にあるそうです。
そこで「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」に2013年に掲載されたアメリカの研究では、低収入なアフリカーアメリカ人と白人の健康な成人を調べたそうです。
食生活は15のビタミン、ミネラルにおいて評価をし、CRPと比べた結果、特にマグネシウム、ビタミンA, C, Eが不足しており、CRPのレベルは明らかに食生活と関与していたそうです。
そして10%食生活のスコアが改善すると4%CRPのデータが減少していたとのことです。
結論として
食生活が炎症の度合いと関与している可能性が強いということは、いい食事を選ぶと言うことは単に食生活を豊かにするだけではなく、健康にも強く関係している可能性があるようです。
野菜や果物はたくさんとった方が体に良さそうですね。
編集部 C-NZ

Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics
http://www.andjrnl.org/