妊婦の食事
妊娠中の質の悪い食事は大きく生まれてくる赤ちゃんの健康に関係してきます。
(画像はイメージです)
大事な栄養素が不足すれば、奇形がでやすくなりますし、食べ過ぎは、いわゆる妊娠中毒症を招きやすくなります。
アメリカにおいては収入と食事の質は大きく関係あると言われており、低収入の過体重な妊婦たちは、野菜の摂取が大変少なく、フライドポテトやジュース、ミルク、お菓子などの摂取が多いとのことです。
そこで「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」に2013年に掲載されたアメリカの研究では低収入で過体重な妊婦たちを調べたそうです。
健康な食生活を妨げるもの
その結果、健康な食生活を妨げる要因は、値段、おいしさ、手に入れやすさ、そして妊娠からくる疲れ、眠さ、家族の食へのプレッシャー(2人分食べた方がいい、など)、赤ちゃんがおなかがすいてるのではないか、と思ってしまうこと、などがあったそうです。
殆どの妊婦たちは赤ちゃんのために健康的な食事をしたいと思っていることもわかりましたが、食に対する知識が足りないことが足かせになっていたそうです。
結論として
日本でも赤ちゃんの検診時や母親学級などで食事の知識を深めるよう努力が行われていますが、すべての母親が出席するわけではなく、少ないとはいえ、似たような状況があるのではないでしょうか。
食はすべての源ですので、皆が知識をしっかりつけられるような教育が望まれますね。
編集部 C-NZ

Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics
http://www.andjrnl.org/