子供のフルーツ摂取量
フルーツと野菜の摂取が健康にはとても大事だと言うことはわかっていますが、子供たちはその摂取が大変少ないことも知られています。
(画像はイメージです)
その理由には色々ありますが、子供のうちにフルーツと野菜の摂取を習慣づけることは、生涯にわたっての食生活を決めることになりますのでとても大事だと言われています。
また、学校は子供たちに正しい食生活を教えるとても貴重な環境です。
食生活改善方法
そこで2013年に「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」に掲載されたギリシャの研究では、先生を正しい食生活のモデルにして、学校で正しい食生活を教える方法を試みました。
218人の小学生を、理論で正しい食生活を教えるグループ、先生が毎日正しい食生活(週に三度以上はフルーツを食べる)をして見せるグループ、何もしないグループに分けたそうです。
一年間の調査、理論で教わったグループと、先生が正しい食生活をしているグループでは何もしないグループよりもフルーツの摂取が高かったそうです。
そしてその後一年間のフォローアップ調査の結果、先生が正しい食生活をして見せたグループは明らかにフルーツの摂取が高いままでした。
結論として
従来型の、理論で教えるよりも先生を見て学んだ方が効果が大きかったというのは大変興味深い結果ですね。
小学生は模倣の時代だともいいますし、先生は子供の鏡であることが大事なようです。
編集部 C-NZ

Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics
http://www.andjrnl.org/