オゾンと子供のぜんそく
光化学スモッグの主成分であるオゾンは酸化物質として肺に入って肺の機能を悪くさせる可能性があると言うことは知られています。
(画像はイメージです)
ビタミンCはそういった酸化物質から肺の機能を守るために良い栄養素だとされています。
また、ぜんそくの子供に対してオゾンの影響を調整している機能が人によって遺伝的に異なると言われており、研究が進んでいます。
そのため、「Respiratory Research」に発表されたメキシコの研究では、調整をしていると考えられている三種類の遺伝子と、ビタミンCサプリメントの摂取、そしてぜんそくとの関係を調べたそうです。
その結果、子供のぜんそくに対して、オゾンの影響は遺伝子とビタミンCと両方関与していることがわかりました。
結論として
どのグループでもビタミンCの摂取が一番低いグループではオゾンの影響は大きかったそうで、筆者らは、ビタミンCの摂取が大事なのではないかと結論づけています。
ビタミンCの摂取でぜんそくが予防されるのだとしたら、是非とも子供たちには積極的に果物を食べさせたいですね。
編集部 C-NZ

Respiratory Research
http://www.biomedcentral.com/