膀胱がん
膀胱がんはアメリカでは6番目に多いがんで、毎年7万人以上の新しいケースが見つかり、15000人近くの志望者が出ていると言われています。
(画像はイメージです)
膀胱がんのリスクで一番大きいと言われているのは喫煙の習慣だと言われており、それ以外にも色々なリスクが報告されています。
食生活と膀胱がん
食生活も膀胱がんのリスクと関与すると考えられて研究が進んでおり、フルーツや野菜の摂取が膀胱がんのリスクを減らすと言う報告もいくつかなされています。
そのため「The Journal of Nutrition」に2013年に発表されたアメリカの論文では、フルーツや野菜の摂取の量が好影響なのか、それとも、それ自体の栄養素が好影響なのかを、色々な人種で調べたそうです。
18万人以上の人を食べたもの別に調査したところ、女性では野菜とフルーツを摂取したグループ、野菜のグループ、黄色ーオレンジの野菜のグループ、フルーツのグループ、柑橘類のグループが膀胱がんのリスクが少なかったそうです。
栄養素別に見ると、ビタミンA、C、E、カロテノイド、葉酸を取った場合に膀胱がんのリスクが少なかったそうです。
男性では食生活と膀胱がんのリスクとには関係性が見られなかったそうですが、喫煙をしているグループ、ラテンアメリカ人のグループに限っては野菜の摂取が膀胱がんのリスクを減らしたそうです。
結論として
筆者らは女性と、特定の男性はフルーツや野菜をたくさん取ることが膀胱がんのリスクを減らすことが出来るのではないか、と結論づけています。
編集部 C-NZ

The Journal of Nutrition
http://jn.nutrition.org/