ポリフェノール
ポリフェノールが心疾患の予防、抗酸化作用、抗炎症作用があり大変健康にいいということが近年知られてきています。
(画像はイメージです)
ポリフェノールにはフラボノイド、フェノール酸、フェノールアルコール、リグナン、スティルベンなどの代表的なものがあります。
ポリフェノールと健康
けれども実際にポリフェノールを摂取したことと人間の健康への効果を明らかにした報告は少ないため、2013年に「Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics」に発表された中国の研究では、フラボノイドとスティルベンの摂取と心疾患のリスクを調べたそうです。
心疾患のリスクとしては血中の体脂肪と 頸動脈内膜中膜厚、つまりどれだけ動脈硬化が進んでいるか、を調べたとのことです。
のべ1400人近い中国人を調査した結果、フラボノイドとスティルベンはフルーツを摂取している人たちに一番たくさん摂取されており、次に摂取していたのは野菜をたくさん食べている人たちでした。
その結果、女性だけなのですが、アントシアニジン(フラボノイドの一種でベリー系に多い)を一番摂取しているグループでは、いわゆる善玉コレステロールである血中HDLコレステロールが一番高く、フラボノイドを一番摂取しているグループでは体脂肪の指標であるトリグリセライドが一番低かったそうです。
結論として
筆者らはフラボノイドをたくさん摂取することは、女性の場合心疾患を防ぐ効果があるのではないか、と結論づけています。
編集部 C-NZ

Estimated daily flavonoid and stilbene intake from fruits, vegetables, and nuts and associations with lipid profiles in Chinese adults
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/