学歴と子どもの食生活
子どもの食生活に関する調査を行っているidenfic studyは3月、親の学歴と子どもの食生活の関係性ついての調査結果を発表した。
idenfic studyは、2才から9才の子ども14426人とその家族にアンケートを依頼し、各家庭の食生活に関する調査を実施。結果、親が高学歴であるほど子どもが健康的な食事をしていることがわかった。
なお、アンケートは、イタリア、エストニア、キプロス、ベルギー、スウェーデン、ハンガリー、ドイツ、そしてスペインの8か国にて実施された。Sante logが報じた。
小児肥満に要注意
idefics studyのアンケート結果によると、特に野菜、果物、そして砂糖入り飲料の消費量と親の学歴が関連しているという。
高学歴の親が新鮮な野菜や果物のほか、パスタ、米、ふすまを含んだパンなどを子どもに与えているのに対し、低学歴の親の家庭では、加工食品や砂糖入り飲料などの消費量が多いことがわかった。
また、食生活の偏りによる小児肥満も、後者の家庭に多くみられた。
同調査結果はあくまで総合的な評価であるため、全ての家庭の食生活を親の学歴で判断することはできない。
各国で小児肥満が増え、子どもの食生活の改善運動が広まっているいま、各家庭が食事のありかたを見直すことが何より重要だ。

idefics study 公式サイト
http://www.ideficsstudy.eu/Idefics/親の学歴と欧州の子どもの食生活 調査結果
http://journals.cambridge.org/action/displayAbstract?肥満、親の学歴が子どもの食生活に影響 Sante log
http://www.santelog.com/news/nutrition-obesite/obesite