パプリカ
パプリカは唐辛子にある辛みの成分であるカプサイシンを含むものの、辛みを持たない野菜です。カプサイシンは脂肪を燃焼してくれると言われています。
(画像はイメージです)
2014年に「Basic nutritional investigation」に発表された中国の研究では、このカプサイシンを多く含む黄色いパプリカの抽出物が、脂肪細胞にどのような影響を示すかを調べたそうです。
脂肪細胞とパプリカとカプサイシン
脂肪細胞を、カプサイシンを含む培地と、黄色パプリカの抽出物を含む培地とにそれぞれ入れたところ、どちらも脂肪細胞の増殖や分化を防ぎました。
さらに脂肪細胞内のトリグリセリド(中性脂肪)などの増殖も、抽出物が増えれば増えるほど抑えられたとのことです。
結論として
黄色いパプリカとカプサイシンには、脂肪細胞の分化を防ぐ作用がある可能性があり、このことから、これらは肥満を防いでくれる可能性がある、と筆者らは述べています。
編集部 C-NZ

Effect of yellow capsicum extract on proliferation and differentiation of 3T3-L1 preadipocytes
http://www.sciencedirect.com/