チョコレート
チョコレートにはポリフェノールが多く含まれており、このポリフェノールがLDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールを防ぎ、動脈硬化を予防したり、高血圧を予防したりするといわれています。
(画像はイメージです)
そこで2014年に「Cardiovascular System」に発表されたポルトガルの研究では、ダークチョコレートの摂取と、血管機能の関係について調査したそうです。
チョコレートと血管機能の関係
ポルトガル人の若い30人の成人(平均20歳)を、一ヶ月間、一日に8gの70%ココアチョコレートを食べたグループと食べなかったグループに分けて、体重、BMI、血圧、脈拍、血流依存性血管拡張反応検査(血管内皮機能を測る検査)を調べたそうです。
その結果、調査前に行った結果ではほぼどちらのグループも似たような値でしたが、一ヶ月後に行った結果では明らかに血流依存性血管拡張反応検査の値が、食べたほうのグループで高かったとのことです(23% 対 13%)。
そしてBMIや血圧、脈拍数や血糖値には変化は見られませんでした。
結論として
筆者らは一日に8gの70%ココアチョコレートを一ヶ月間摂取することは若い健康な成人の血管内皮機能を向上させた、と結論付けています。
編集部 C-NZ

Dark chocolate intake improves endothelial function in young healthy people: a randomized and controlled trial
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