「豆乳」がトレーニング補助食品の主成分になる日も
味噌と豆乳を製造販売しているマルサンアイ株式会社は、長崎大学原爆後障害医療研究所の小野 悠介助教(医学博士)との共同研究成果である、「豆乳の筋力維持効果」についてのレポートを発表している。
それによると小野助教の研究グループは、卵巣を摘出したエストロゲン欠乏モデルマウスを用いた実験を通して、骨格筋の萎縮や筋力低下にエストロゲンの欠乏が関わっていること、さらにこれを補充することによって同症状が抑制できることを報告している。
そして豆乳の摂取によってこのエストロゲン欠乏症の諸症状が低減される実例が報告されていることから、エストロゲンの低下に悩まされる女性の健康維持や女性アスリートのためのトレーニング補助食品として、豆乳の潜在的可能性が注目される研究結果となっている。
代替療法としての「豆乳」の活用も
上記のような疾患に対する医学的なホルモン補充療法は、近年副作用の報告が相次いでなされており、食事療法などの自然療法での代替が強く望まれている分野でもある。
そういった事情からも大豆イソフラボンを豊富に含む豆乳は、今後ロコモティブシンドローム(ロコモ)などの運動器疾患の予防に役立つ第一候補の食品として、一層の研究の進展が期待される。
同内容は十一月七日の日本女性医学学会第三十回学術大会において発表された。
(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

マルサンアイ プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000013765.htmlマルサンアイ
http://www.marusanai.co.jp/