様々な思想に対応!グルテンフリーラーメン
今世界で広がっている「グルテンフリー」食品の需要に応え、新横浜ラーメン博物館は、出展中のラーメン店協力の下、グルテンフリーラーメンの開発に成功。6月1日(水)より発売を開始した。
グルテンとは、麦やライ麦の胚乳などから生成されるタンパク質の一種で、混ぜ込むと食品に粘りや弾力が生まれる。ラーメンやうどんの弾力はグルテンが作り出しているのだ。
近年の外国人の増加に伴い、日本国内で「グルテンフリー」需要が高まっている。様々な宗教や思想によって食べる物が制限されている外国人にとって、グルテンフリーはもはや常識なのだ。特に移民の多い欧州やアメリカの店では必ずと言って良いほどベジタブルメニューがある。
外国人旅行者が増えた日本も、これに習って様々な文化や宗教に対応したメニューを増やしていかなければならないのだ。
グルテンフリーラーメン完成まで
新横浜ラーメン博物館はこれまでにもベジタブルラーメンやムスリムフレンドリーラーメンを開発し、ベジタリアンやイスラム教徒などにもラーメンを味わってもらえるよう努力を重ねてきた。
今回グルテンフリーラーメンを作る上で難しかったのは、基本的にラーメンの材料はグルテンを含んでいる物が多いということ。麺をどうするか、調味料をどうするかさらにはラーメンを茹でた釜ではグルテンフリーの食品を調理することが出来ないという問題など、試行錯誤の連続だった。
それでも、グルテンアレルギーやグルテンを消化できないセリアック病など、食べられない人達にとってラーメンは未知の料理である。是非味わって欲しい、同館はその願いを胸に開発を続け、2店舗がグルテンフリーのラーメンを提供することになった。
提供は人気の2店舗!
1店舗目はドイツの人気店・無垢ツヴァイテ。ドイツ食材と日本食材の融合し、麺はパスタ用の小麦粉を配合。濃厚さが特徴の「家系」に近いラーメンが売りだ。
同店で提供するグルテンフリーラーメンは名称もそのままに「グルテンフリーラーメン」。鶏油で風味付けしたドイツの付け合わせ「ザワークラウト」を味噌ダレと合わせたスープに、麺は米粉を使用。味噌ダレももちろん「グルテンフリーラーメン」のために特別に開発した。
2店舗目は熊本のこむらさき。オープンから60年を超える熊本発の本格的なラーメン屋で、鶏ガラと豚骨を合わせたスープが特徴。豚骨ラーメンにもかかわらず飽きのこないさっぱりした口当たりが人気だ。
同店ではグルテンフリーの「太平燕(たいぴいえん)」を提供する。熊本では地元グルメである太平燕をこむらさき風にアレンジ。麺は「緑豆春雨」を使用し、味付けにはグルテンを含まない塩ダレを使用。具もエビ、イカ、あさり、キクラゲ、キャベツにもやし、玉子と、実にボリューム満点。最後に香油をかけ、より風味を豊かに仕上げている。
※上記の店舗ではグルテンを含む食品を扱う厨房で調理しております。セリアック病やグルテンアレルギーの方は、各自の判断でお願いいたします。(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

~世界中の人々に美味しいラーメンを~グルテンフリーラーメンを開発
http://www.raumen.co.jp/information/news_000462.html