スーパーフードともいわれる一方で
季節は食欲の秋を迎え、これから旬を迎える食べものの筆頭にあげられるのが「秋刀魚」だろう。
「オメガ3脂肪酸」など、健康面でもプラスな印象が強いこの秋の代名詞の魚だが、海外も含めて最近のニュースでは秋刀魚など青魚の摂り過ぎは過剰な脂肪酸の摂取に繋がるとしてタブー視する見方も出始めているのだ。
「頭がよくなる」「心疾患リスクを低減する」「脳・循環器等の細胞の炎症を抑える」といった健康効果が謳われる青魚、心臓にも脳にもよいという意味では「スーパーフード」ともいえるだろう。
しかしそれでも毎日青魚を食べるような食生活を続けていると、脂肪酸の過剰摂取から「2型糖尿病」などの疾患を招く確率が高くなるという。
フランスのチームが分析
これはフランスの科学者チームが7万人を対象に行った分析結果から導き出された結論で、被験者の中でオメガ3脂肪酸を最も多く摂取していた人は、最も少なかった人と比べ糖尿病に罹患するリスクが4分の1以上上昇する結果が表れていたのだ。
また青魚には同様に含まれているオメガ6脂肪酸の「アラキドン酸」でも糖尿病罹患リスクが増大する傾向が見てとれ、「過度に脂の乗った肉や魚を食べることは控えるのがよいだろう」とパリ・サクレー大学のガイ・ファガラッチ博士は語っている。
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糖尿病サポートネット
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