糖尿病撃退に向けた新たな光明
誰からも愛される国民飲料「カルピス」を展開しているカルピス株式会社は、乳酸菌や微生物を活用した健康促進への研究の一環として、「年齢ペプチド」に関する研究成果を、今月上旬に仙台にて開かれた「第47回日本動脈硬化学会」で発表している。
これはカルピスと国立循環器病センター心臓血管内科部長である北風 政史氏が共同で進めた研究成果で、動物試験を通して「年齢ペプチド」の「血管内皮機能および血管柔軟性の低下」に対する抑制効果が明らかになっている。
研究結果はヒトへの応用も可能
行われた研究では、3群に分けられた糖尿病モデルラットの内2群に乳由来の2種類のペプチドである「VPP、IPP」を水に溶解してそれぞれ与え、残りの1群には水のみを与え、7週間の間ラット群に飲水摂取させた。
すると「VPP、IPP」を摂取したラット群は水のみの群と比べ、血管内皮機能の指標の1つである血中NO濃度の低下率が抑制されることが分かった。
結論として、糖尿病の病害である血管内皮機能および血管柔軟性の低下は「年齢ペプチド」によって抑制でき、「動脈硬化」や「循環器疾患」といった現実的な疾患にも予防効果を発揮できる可能性があることが証明されたといえる。
カルピス社では、今後も「年齢ペプチド」が循環器の健康に寄与する可能性について積極的に研究を進めていきます。
(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

カルピス プレスリリース
http://www.calpis.co.jp/corporate/press/nr_00776.html