16億7500万人
世界の肥満者および体重過剰者数が、中国の人口をこえたことがわかった。世界がん研究基金(World Cancer Research Fund、以下WCRF)が4月15日に発表した。
WCRFによると、世界の体重過剰者数は10億人前後。それに加え、4億7500万人の肥満者がいるという。
さらに、子どもの体重過剰者数は2億人となっており、約16億7500万人が肥満、もしくは体重過剰であることがわかった。
体重過剰 1980年から2倍に
いまや肥満は、先進国共有の社会問題になっている。
WCRFのMartin Wiseman教授によると、
体重過剰や肥満は病気の原因となり、寿命を縮める。喫煙に次ぐ、第2のがん要因であり、心臓病や糖尿病を引き起こす(Metro France)
と肥満の危険性を説明した。
またWiseman教授は、肥満に関する正しい知識を広め、健康的な食事と適度な運動を推奨することが必要であるとの見解を示した。
WCRFによると、世界の過剰体重者および肥満者数は、1980年に比べ、2倍近くに増えているという。一方で、飢えに苦しむ人々の数は減少しており、1990年より13万人少ない87万人となっている。

世界がん研究基金 公式サイト
http://www.wcrf-uk.org/index.php中国の人口より多い過剰体重者 世界がん研究基金
http://www.wcrf-uk.org/about_us/media/press肥満 17億人に関係 Metro France
http://www.metrofrance.com/info/obesite-1-7