糖の量を変えずに糖質を変える
株式会社髙島屋は、糖質にこだわって三井製糖株式会社と共同開発した和洋菓子の新コレクション「スローカロリー倶楽部」を2017年5月31日(水)から開始する。
このコレクションの商品群には、甘さを抑えすっきりとした食後感の味わいを楽しめる「パラチノース」が一部に使用されている。
三井製糖が1984年に商品化した「パラチノース」は砂糖と同等の二糖類で、蜂蜜にも含まれている糖質。
原料の砂糖に酵素を作用させたもので、1グラム4キロカロリーは砂糖と同じだが、甘さは砂糖の約半分、小腸で分解される速度は約5分の1ときわめて遅い。
糖質が小腸で消化吸収される速度のゆっくりであることをスローカロリーという。小腸の上部ではなく小腸全体でスローに消化吸収されるこの特質は、食習慣の改善に貢献すると期待されている。
新コレクションを21ブランドで展開
「スローカロリー倶楽部」は、三井製糖が百貨店と共同開発した初のスイーツ商品で、髙島屋にとっても製造メーカーと共に菓子の甘さに初めて取り組んだ企画となる。
新宿髙島屋、日本橋髙島屋、横浜髙島屋の和洋菓子21ブランドで展開する。販売スケジュールは、新宿髙島屋で5月31日~6月6日、日本橋髙島屋で6月7日~6月13日、横浜髙島屋で6月7日~6月13日。
和菓子ブランドは青柳正家、榮太樓總本鋪など、洋菓子ブランドはアンリ・シャルパンティエ、ゴンチャロフなど。各店舗でポップアップショップを設置し、対象商品を集積する。メニューは季節で入れ替わり、ブランドや商品数の拡大を予定している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社髙島屋・三井製糖株式会社のプレスリリース
http://www.takashimaya.co.jp/base/corp/topics/170509.pdf