10年を費やし独自開発!長期保存できる低糖質パン
糖質制限パンベーカリー「みんなのパン」は、低糖質パンの保存食(特許出願中)『LOWCABOU』の量産化に成功したと発表した。
同店の主力商品である、大豆粉を使った砂糖不使用の「大豆パン」について、長期常温保存できる缶詰と真空個包装の2タイプを販売する。
砂糖不使用での長期保存に大苦戦
食品を長期保存するには、カビや細菌の繁殖を抑えることが必須条件だ。
一般的なパンの保存食は、砂糖を使用することで常温での長期保存を可能としている。砂糖はカビや細菌が繁殖するに必要な水分を吸収し、カビや細菌の増殖を抑える働きをしているのだ。
しかし、「低糖質パン」は砂糖を使用していない。砂糖を使用せず、カビや細菌の増殖を抑えるにはどうしたら良いのか…。
店主夫婦は通常営業をこなしつつも、水や油脂の配合、焼成の温度や方法の組み合わせを変え、何百パターンもの試作を毎日繰り返した。また、食品衛生機関や食品分析機関だけでなく、保存容器を扱うメーカーや製粉会社の研究所にも足を運ぶなど、多方面からノウハウを吸収し、研究を続けたという。
もちろん、味についても妥協せず追求した。小麦ふすまと大豆粉の風味が活かされた、飽きがこない上、合わせる料理を選ばない素朴な味わいとなっている。
きっかけは東日本大震災
店主の伊藤博之氏が低糖質パンの保存食をつくろうと思い立ったのは、2011年、東日本大震災が起きた後のことだった。同店の常連客から、避難所で生活している人に配給されている食事は、糖尿病患者への配慮が行き届いていないという事実を知らされたことがきっかけだったという。
『LOWCABOU』には、病気の有る無しに関わらず、みんなに安心しておいしいパンを食べてもらいたい。そんな店主のあたたかい想いが込められている。
(画像はプレスリリースより)

みんなのパン
https://minnanopan.com/みんなのパン プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000110093.html