有害な農薬を排除せよ
NGO団体であるGenerations Futuresが、フランス政府と農薬販売会社に抗議文を送付する準備を進めていることを発表した。
同団体は、フランスで人体に有害な影響を与える農薬が使用されているとし、これらの危険な農薬の販売を禁止するよう仏農務省などに働きかけてきた。
しかし再三の訴えにも関わらず、5種類の除草剤および2種類の殺虫剤が現在でも使用されている。
Generations Futuresは、農務省および販売元に抗議文を送付するとともに、手紙の内容を公開することで人々の意識改善を求めている。
しかるべき決定を求める
NGO団体が指摘する農薬は、仏国立食品衛生・環境・労働安全局(以下Anses)からも警告を受けていたことがわかっている。このことについて、当局の責任者であるMarc Mortureux氏は、
法律で決められた期間内に、農務省がしかるべき決定を下さなかった(Reponse a toutより)
と述べ、不満をあらわにした。
今回Generations Futuresが取り上げた農薬は、使用する農家の人々に有害であるほか、食品を口にする消費者の健康にも害があることがわかっている。
同団体は、まもなく抗議文を送付する予定で、政府の素早い対応が求めている。

Generations Futures 公式サイト
http://www.generations-futures.fr/仏国立食品衛生・環境・労働安全局
http://www.anses.fr/frNGOが農務省に農薬について抗議 Reponse a tout
http://www.reponseatout.com/pratique/environnement/pesticides