料理は無駄
「食べる」という行為を、否定した人間がいる。
米国アトランタ出身のRob Rhinehart氏が、体に必要な全ての栄養分を補える飲み物、Soylentを開発した。彼はここ数ヶ月の間、ほとんど固形物を口にすることなく生活をしている。
※画像はSoylentとは異なる
Rhinehart氏は、以前より料理する時間が無駄だと感じていた。そこで考案したのが、必要なエネルギーを確保し、健康体を保つことのできる魔法の流動食だ。
Soylentは今のところ効果的で、Rhinehart氏の体はいたって健康であるという。
それでも食べていく
Rob Rhinehart氏の自宅には、ガスコンロは置かれていない。代わりにあるのは、1台のミキサーだ。
グラム単位で決められた分量に従い、粉末状の食材をミキサーで混ぜていく。味はなかなかのもので、ミルクシェイクに似ているという。
Soylentには、
栄養価の高い食材がバランスよく含まれているが、カロリーは3分の1。化学調味料なども入っていない(Gentsideより)
とRhinehart氏は説明している。
唯一の難点は、保存がきかないため作ったらすぐに飲まなければならないことだ。しかし、未来のレシピとして注目を集めている。
なおRhinehart氏は、Soylentで必要な栄養分はとっているが、「食べる喜び」を捨てきれず、週に2回は固形食を口にしていることを明かしている。

Soylent 公式サイト
http://www.soylent.me/食事を飲み物ですませる男 Gentside
http://www.gentside.com/insolite/cet-homme