糖尿病と炭酸飲料
インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが4月24日、砂糖入り炭酸飲料と肥満、そして糖尿病に関する調査結果を発表した。
同大学のDora Romaguera教授の研究チームによると、砂糖入り炭酸飲料が肥満や過剰体重を引き起こすことがわかった。また、日常的に炭酸飲料を飲んでいる人の糖尿病リスクが高くなることが実証された。
通常体型でも要注意
炭酸飲料と肥満の関連性は、以前から指摘されてきた。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは、糖尿病患者12400人を対象とした調査を実施。また、フランスやドイツなど欧州9か国に住む16000人の健康な男女にも食生活に関するアンケートをとった。
結果、1日1本の砂糖入り炭酸飲料が糖尿病リスクを22%上昇させることが明らかとなった。
「1本だけなら大丈夫」と感じ、日常的に炭酸飲料を口にする消費者は少なくない。同研究チームによると、炭酸飲料により肥満率も18%上昇するという。
インペリアル・カレッジ・ロンドンのDora Romaguera教授は、
通常の体重の人でも、1日1本の炭酸飲料を飲んでいる場合、糖尿病にかかるおそれがある(la montagneより)
と述べ、注意を喚起した。

インペリアル・カレッジ・ロンドン ホームページ
http://www3.imperial.ac.uk/糖尿病と砂糖入り炭酸飲料の関連性調査結果 ダウンロードページ
http://www.diabetologia-journal.org/糖尿病 1日1本の炭酸飲料でも多すぎる la montagne
http://www.lamontagne.fr/france-monde/actualites