ダイエットボーナス支給?
米国は、誰もが知る世界で最も「大きな」国だ。肥満率は世界一で、米国人が現在と同じ生活を続けた場合、2030年までにすべての州の肥満率が44%をこえることが予想されている。
この事態をうけ、「ダイエットボーナス」を支給する米国企業が出てきている。食生活に注意を払い、健康的な体型を維持することを職員に推奨するためだ。
ミシガン大学の研究チームによると、このように企業内や友達同士で行う「グループ型ダイエット」が1人で行うダイエットよりも効果的であることがわかった。au femininが報じた。
「やる気」が決め手
ミシガン大学の研究チームは、10人の肥満者を対象とした調査を実施した。
参加者を5人ずつ2つのグループに分け、1つめのグループには、痩せた場合、1人につき100ドルを支払うと約束した。一方、2つめのグループのダイエット賞金は、1グループにつき500ドルで、痩せた人のみで賞金を山分けすることができると伝えた。
6か月後、ダイエットの成果をグループごとに比較したところ、2つめのグループのほうが痩せていることがわかった。
結果、ダイエットは1人でやるよりもほかの人と行ったほうが効果的であることが明らかとなった。
ロサンゼルス市は今年3月、月曜日を「肉なしの日」と定め、肉を食べない運動をスタートした。肉を食べても罰せられるわけではないが、肉の消費を控えることで、肥満を減らすことが目的だ。
「グループ型ダイエット」は、肥満撲滅ための解決策となるか。効果に期待したい。

ミシガン大学 公式サイト
http://www.umich.edu/米国 ダイエットしてボーナスゲット au feminin
http://www.aufeminin.com/societe/etats-unis