高血圧を減らしたい!
栃木県では「おいしさ」、「健康」、「地産地消」をキーワードに、料理コンテスト(とちぎのヘルシーグルメ選手権)を開催している。
県では脳卒中や心疾患で死亡する県民の割合が全国平均を上回っていることを受け、これらの疾患の原因につながりやすい高血圧を減らすためにも減塩や栄養バランスに配慮したメニューを募ることにした。
栃木では県民10万人あたりの脳梗塞での死亡率は、男性が44位(下位ほど死亡率が高い)、女性が46位で心疾患では男性が28位、女性が40位。
今年3月には「とちぎ健康21プラン」が策定され、1日あたりの塩分摂取量を8グラム未満に抑える目標を設定し、介護なしで生活できる「健康寿命」を伸ばすための取り組みを強化している。
実際に販売も
ヘルシーグルメ選手権では「飲食店部門」、「社員食堂部門」、「弁当部門」、「新たな郷土の食部門」の4部門にレシピを募集している。
いずれも減塩のほか県産農産物を使うことが条件で、飲食店・社員食堂・弁当の3つの部門は実際に販売することも条件に加えている。
選手権は6月末までレシピを募集し、最優秀と優秀、優良の3賞を決める。
応募は専用の応募用紙にレシピや健康に配慮した点などを書き込み、写真を添付して県健康増進課や各地の健康福祉センターに郵送する。

とちぎのヘルシーグルメ選手権
http://www.pref.tochigi.lg.jp/