規定強化で子どもの保護を
欧州連合は、乳幼児食品に関する規定を改めることを発表した。11日に欧州議会で決定した。
新しい規定として、離乳食に含まれる化学調味料や、後から加えられるビタミンなどを見直すほか、残留農薬の限度量が引き下げられる予定だ。
また、生後6か月から12か月の乳幼児むけ粉ミルクのパッケージに、製品を美化するような写真を掲載することを禁止する。これは、母親による授乳を推奨するためだ。
今回の決定に関して、欧州議員のミッシェル・リヴァジ氏は、
欧州議会を支持する。食品に混在する有害な物質から子どもを守っていかなければならない(Terrafeminaより)
と述べた。
ダイエット食品も見直しへ
欧州連合の11日の決定は、乳幼児食品だけにとどまらず、一部の病気に苦しむ患者にも適応される。入院患者や長期にわたる肥満治療を行っている人などの食品も見直されるという。
さらに、ダイエット食品も厳しく規制される予定で、スポーツドリンクやダイエットバーなどのパッケージに効能効果を表示することが禁じられる。
乳幼児食品、ダイエット食品、そして一部の患者むけ食品に関する規定は、2015年までに見直される予定だ。

欧州連合 公式サイト
http://europa.eu/index_fr.htm欧州 乳幼児食品とダイエット食品の規定を推し進める Terrafemina
http://www.terrafemina.com/forme/nutrition/