中高年注目の成分
サントリー健康科学研究所は、京都大学大学院人間・環境学研究科、森谷敏夫教授らとの共同研究で、軟骨に役立つ食品成分と筋肉に役立つ食品成分を組み合わせて摂取することで、中高年の通常歩行速度を上昇させることを明らかにし、2013年6月4日~6日に大阪府で開催された第55回日本老年医学会学術集会において発表されました。
発表の内容
発表演題は「膝関節痛および運動機能に対するグルコサミン含有食品の効果」。研究の背景として、高齢者の“歩くのが遅くなった"や“つまずきやすくなった”といった悩みが増えていることは、軟骨の減少などによるひざ関節の痛みや筋肉の衰えが関わっていることに原因があると判断したことです。
ひざ関節に痛みを感じ、日頃の歩行速度が低下している方を対象に、軟骨と筋肉に役立つ食品成分を組み合わせて摂取することによって、症状が改善されるかどうか検証されました。
試験方法
ひざ関節に痛みがあり、歩行速度の低下が現れてきた40歳以上75歳未満の男女100名を、軟骨と筋肉に役立つ成分を含む食品摂取群50名とプラセボ食品摂取群50名の2群に分けました。
摂取前、摂取後4週目、8週目、12週目、16週目のひざ関節の症状を評価しました。
実験の結果
今回の実験によって、軟骨に役立つ成分と、筋肉に役立つ成分を組み合わせて摂取することが、ひざ関節の痛みを緩和したり、 ひざの伸展筋力を上昇させ、歩行速度を上昇させると明らかになりました。

サントリーウエルネス:詳しい結果について
http://www.suntory-kenko.com/