焼き餃子は老ける!?
株式会社主婦の友社から2013年6月12日(水)、「老けない人は焼き餃子より水餃子を選ぶ」(著:山岸昌一 久留米大学医学部教授、医学博士)が発売されました。
注目を浴びている老化物質の”悪玉AGE”についての解説や溜めない方法について、食生活からアプローチした内容です。
悪玉AGEとは?
「AGE」は糖化したタンパク質です。血糖値の上昇により、体中のタンパクが糖まみれになり変性し劣化したもの。
体内に溜まると、動脈硬化を進行させたり、アルツハイマー病や骨粗しょう病、がんなどの引き金になると分かっています。
健康面だけでなく、皮膚コラーゲンがAGE化すると、シワやシミ、たるみの原因になると明らかにされ、若い肌でいたい女性や美容業界でも注目を集めている存在です。
普段の食生活はどうすれば良い?
人間にとって欠かせないエネルギー源の糖を摂らないわけにはいきませんので、AGE化は避けて通れない現象といえます。個人差のあるAGEの蓄積量を、コントロールする食生活を送ることが大事です。AGEをためないライフスタイルを提案するための内容です。
例として高温で調理し、焦げや焼き色のついた食べ物にはAGEが多く含まれています。油を使った調理法では、AGEを溜めやすいと言われています。
一方、“茹でる、煮る、蒸す”といった調理法は、AGEを溜めないために効果的といえます。「老けない人は焼き餃子より水餃子を選ぶ」はこの事実に由来して書名が付けられました。
このほか、「電子レンジの高温加熱調理はAGEを増やす」「果汁100%ジュースは糖の吸収が早い」といった、普段から行えるAGE対策の指南書として読める内容です。

主婦の友社:「老けない人は焼き餃子より水餃子を選ぶ」
https://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail/978-4