体内吸収性が高い
森永製菓は6月20日、同社の独自素材「パセノール」に関する新しい研究成果を発表した。
同社は健康分野における機能性素材の開発を推進しており、「パセノール」はパッションフルーツの種子中にアンチエイジング機能を有するピセアタンノールが豊富に存在していることを発見した。
この有効成分を濃縮・精製することで独自素材「パセノール」を開発し、今回の研究でピセアタンノールは、昨今アンチエイジング素材として注目されておるレスベラトロールと比べ、体内吸収性が2倍であることが分かった。
商品開発進む
「パセノール」は、これまでにヒト試験で動脈血管の弾性改善や肌および疲労軽減作用などを確認している。
ピセアタンノールはレスベラトロールに似た構造であり、これまでに血管弛緩作用、コラーゲン分解抑制・産生促進作用およびメラニン合成抑制作用などを明らかにしている。
今回の発表については、6月6日から7日にドイツ・ボン大学で開催された「第7回国際ポリフェノール応用学会」でラットにおける経口投与実験で体内吸収性を比較しピセアタンノールを有効成分とする「パセノール」を摂取することで、レスベラトロールよりも優れたアンチエイジング効果を発揮できる可能性を示した。
森永製菓では、今夏にも「パセノール」を配合した商品を発売する。

森永製菓│ニュースリリース
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