「肉」より「プロテイン」
ファストフードチェーンを展開する米タコベルが、「肉」という言葉をメニューから削除することを発表した。
欧州馬肉問題や産地偽装表示などにより、消費者の肉への信頼が年々低下している。一方で、菜食主義に賛同する人は世界的に増加傾向にあり、肉のイメージは悪くなるばかりだ。
米タコベルは、「肉」という言葉のマイナスイメージを撤回すべく、同社店舗のメニューを書き換え、「プロテイン」と改めることを発表した。
まずは、オハイオ州の店舗で新表記のメニューを試験的に使用する。
20g以上のプロテイン入りメニュー
ソーシャルメディアやブログなどの調査を行うInfegyによると、ここ6か月の間に投稿された「肉」に関する発言の43%が、否定的な意見だったことが明らかになっている。
一方で、91%が「プロテイン」に肯定的なコメントをよせている。
この調査をみても、消費者が肉に不信感を持っており、「プロテイン」が健康的で魅力的なイメージを与えることがわかる。
タコベルによると、
メニューには、20g以上のプロテインが含まれており、カロリーは450kcal以下(ハフィントンポストより)
というふうに、今後は「肉」という言葉を一切使わずに商品説明なども行う予定であるという。
しかし、極めて斬新なアイディアだけに、「プロテイン」入りメニューが人気を博すかは、タコベルにもふたを開けてみないとわからないようだ。

タコベル 公式サイト
http://www.tacobell.com/Infegy 公式サイト
http://infegy.com/ファストフード プロテインが肉のかわりに ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.fr/2013/06/25/fast-food