咀嚼回数
食事の際、食べ物を噛む回数(
咀嚼回数)が多いほど、糖尿病にかかるリスクが最大
半分以下になるという研究結果に注目が集まっている。
糖尿病との関連性
この研究は京都大学口腔外科学の
家森正志教授が実施したもので、男性2,238名女性4,544名の合計
6,827名を対象に
咀嚼回数と
食事時間と
糖尿病との関連性を調査したものである。事前に健康診断の基礎データーとDNAを含む分子情報が蓄積されたデーターを利用し、心血管疾患と内分泌代謝疾患と口腔内疾患などの一般的な疾患の発病に関連した因子と経路を分析した。
また、被験者にチューインガムを
1分間噛んでもらい、ガムの色変化を分光感度計で測定し判定した。食事時間は本人自身で「早い」「普通」「遅い」のうち一つを選んでもらった。
食事はゆっくりと
結果、全体男性の中
177名(7.7%)、全体の女性中
112名(2.4%)が糖尿病と診断され、男性と女性の罹患率に大きな差はなかった。また、咀嚼回数を4つの区間に分け、租借回数が最も低い群と比較したとき、2番目に少ない郡の糖尿病リスク比は
0.91、3番目に低い群は
0.77、最も多い群は
0.53で類似した反比例関係を見せた。女性グループでは咀嚼回数が増えると、糖尿病リスクは低まったが、類似した関連性はみられなかった。
食事速度と糖尿病リスクとの関連性は「普通速度」で食べる男性は
0.87、「ゆっくり」食べる男性は
0.38であった。女性は各々
0.92、
1.5であった。
研究チームは咀嚼回数と糖尿病に用量依存的な反比例関係があるとし
「早く食べることで糖尿病発病の潜在的リスク因子があらわれた。食事はゆっくり食べ、歯の損失予防と咀嚼力の維持で糖尿病を予防できる。(ChosunMediaより)」
と話す。

たくさん噛むほど糖尿病発病リスクが半分以下に減少
http://health.chosun.com/news/dailynews_view.jsp?m