メンソールたばこに落とし穴
米食品医薬品局(以下FDA)は23日、メンソールを含むたばこは、そうでないものと比べ、依存性が高いとする報告書を発表した。
今後、この種のたばこの販売を規制するかどうか検討していくという。
FDAは、
メンソール特有の爽快感や鎮静作用が、たばこの不快感をやわらげる効果がある(Le Matinより)
と述べ、メンソールがもたらす効果により、禁煙の成功率が低くなると説明した。なお、メンソール自体の有害性は確認されなった。
たばこによる死者は年間40万人
メンソールを含むたばこは、米国のたばこ市場の約4分の1を占めている。特に、アフリカ系米国人からの支持があつい。
また、メンソールたばこは、新たに喫煙をはじめる若年層にも人気が高い。FDAは、この種のたばこが喫煙を助長している可能性があると指摘している。
米国では、たばこによる死亡者数は年間40万人にものぼる。
喫煙のきっかけとなるうえ、吸いはじめたらやめられないメンソールたばこ。FDAは追加調査を行うとともに、一般からよせられた意見をまとめ、販売の規制が必要かどうか検討していく意向だ。

米食品医薬品局
http://www.fda.gov/メンソール入りのたばこはやめるのが困難 Le Matin
http://www.lematin.ch/sante/sante/Il-est-plus