神奈川発!長細いトマト「湘南ポモロン」
神奈川県農業技術センターが開発した新品種トマトの名前が「湘南ポモロン」と決まり、まもなく販売がスタートします。
藤沢や平塚市などの農家30戸でハウス栽培されている「湘南ポモロン」はピーマンほどの大きさと長細い形が特徴。
綺麗な赤色をしているのが「湘南ポモロン・レッド」。大玉トマトと比べると、レッドはリコピンが約1.5倍、うまみ成分のアミノ酸は約1.2倍含まれています。うまみと酸味のバランスが良いことから、生で食べるサラダやフライパンでソテーする料理に向いています。
橙色の「湘南ポモロン・ゴールド」は、カロテノイドが豊富。あっさりした味わいと綺麗な橙色を活かしてサラダとしても、またシロップで煮たコンポートにしてデザートにもおすすめです。
湘南ポモロンの収穫は3月下旬から6月下旬頃がピークで、神奈川県の大型直売所を中心に1個約100円で販売されます。
何かと話題のトマトがさらに大人気になりそう!
トマトの赤い色素成分であるリコピンにダイエット効果があるとして注目されているが、シミやシワ対策にも役立つと期待が集まっています。
これからのシーズン、紫外線が原因でできるシワやシミが気になる方にトマトはおすすめです!
「100歳までボケない101の方法」の著者・白澤卓二教授はトマトが持つ力について、
「外敵や有害な物質から自分を守るため、植物は代謝物質を生成する。紫外線から守る物質が皮に作られ、ばい菌のを防ぐために根には抗菌物質が溜まる。」と語っています。
トマトがリコピンを生成するのは紫外線と戦うため。抗酸化力はビタミンEの100倍とされています。
カゴメの研究結果でも成果が!
トマトケチャップでお馴染みのカゴメは平成20年の研究で、リコピンがメラニンの生成を抑制していると解明しました。
また前述の白澤教授は、リコピンはコラーゲンを作るときにも促進的に働くといいます。
野菜や果物を中心とした食生活はアンチエイジングの基本。トマトの抗酸化機能を活かすために、これから気温が上昇するにつれて美味しくなるトマトを召し上がってください。

神奈川県公式サイト:命名「湘南ポモロン」~県が育成したトマトのシリーズ名が決まりました~
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p632572.html