夏はごはんをガッツリ食べる!
この夏、通常よりごはんを大盛にした弁当やおにぎりの売り上げがスーパーやコンビニエンスストアで伸びています。
合同会社西友が展開するSEIYUで今年3月より発売している298円の弁当"デカうま"シリーズの売り上げが好調です。6月と7月はごはんの量を1.5倍増やした弁当は従来品よりも2割増で販売されています。
弁当全体の総重量が500グラムを超えている「特盛ハンバーグ弁当」や「特盛チキンカツ弁当」は、男性客をターゲットに販売されているが、価格の安さから女性の購入も増えています。
(画像はSEIYU「特盛チキンカツ弁当」です。)
コンビニでは「手作り」がカギ!
大手コンビニエンスストアでも、ごはんを増量した弁当やおにぎりの売り上げが好調で、ローソンとミニストップでは店内で調理された弁当も人気です。
コンビニエンスストアのミニストップは、工場で製造されたおにぎりよりも約1.3倍大きなおにぎりを店内で手作りしており、男性客を中心に人気です。店内調理の商品が売り上げ増に貢献していることから、今年4月からは、ほぼ全店で店内調理を実施してます。
ローソンのおにぎりが売り上げ好調!
また、ローソンは2011年から、大きなおにぎりの店内調理を本格化させています。
通常100グラムのごはんを使っていましたが、店内調理のおにぎりは120グラム使い、手作りのふっくら感にこだわっています。工場製造のおにぎりよりも価格が1割から2割高くなりますが、手作りの温かみやふっくら感が好評です。
今後もニーズの高まりがより進めば、店内の衛生教育を徹底して店内調理ができる店舗を拡大していく予定です。
売り上げにも影響が大きい
また、ローソンは弁当やおにぎり以外の食品の売り上げが好調で、2014年2月期第1四半期報告書によると、主食やファストフード系の食事や夕方以降の品揃えを強化したことが売り上げ増に繋がっていると分析しています。
また、「コンビニ=不健康な食事」のイメージと男性中心の客層から変えるために、カット野菜などの生鮮食品の販売を強化しました。今年5月末に行われた「健康コンビニ宣言」では健康を意識した商品や売り場展開を行い、「ローソン=健康」のイメージを確立しました。
主力となる米飯カテゴリーでは、日本全国の素材を使った高付加価値商品の「郷土のうまい!シリーズ」と、店内調理の「まちかど厨房」で美味しさや安心を求める客層から支持を集めています。

合同会社 西友
<a href="ミニストップ株式会社" target="_blank">http://www.seiyu.co.jp/</a>
株式会社ローソン
http://www.lawson.co.jp/ミニストップ株式会社
http://www.ministop.co.jp/