たんぱく質はほぼ半分
手作りのベビーフードが、市販のものより多く栄養価を含んでいることがわかった。グラスゴー大学の研究チームが発表した。
(画像はイメージです)
同研究チームは、2010年および2011年に英国にてベビーフードの栄養価を調査した。対象となったのは全462品で、さまざまなメーカーの商品を分析した。
結果、塩分を含んだ市販のベビーフードは、手作りのものに比べ、たんぱく質やエネルギーの量がほぼ半分しかないことがわかった。
つまり、自家製のベビーフード50gに相当するたんぱく質を市販のもので補いたかったら、100gを食べさせないといけないのだ。
市販よりも手作りを
甘いベビーフードについては、手作りと市販ではカルシウム、および鉄分ともに含有量に大きな違いはなかった。しかし、市販の離乳食は糖分が非常に多く、たんぱく質が少ないことが明らかとなっている。
研究に参加したシャーロット・ライト教授は、
ほぼ全ての市販の離乳食に含まれるエネルギー量は母乳と変わらないほか、市販のベビーフードの栄養価は自家製のものに比べて低い(TOP SANTEより)
と述べ、多様な味や食感を発達させるためには、市販のベビーフードよりも、手作りのものを与えたほうがいいと結論付けた。
また、生後6か月以前の乳児については、母乳だけで必要な栄養を十分に与えることができると説明している。

グラスゴー大学
http://www.gla.ac.uk/英国におけるベビーフードの成分調査
http://adc.bmj.com/content/early/2013/08/13/栄養価乏しい市販のベビーフード TOP SANTE
http://www.topsante.com/maman-et-enfant/bebe