高血圧の方は気になる話題
長瀬産業株式会社と、九州大学の清水邦義助教らによるグループは共同研究を行い、「発酵霊芝」に強い血圧降下作用があることを発見しました。
この研究結果は、9月11日から13日まで広島で開催された「日本きのこ学会第17回大会」において発表されました。
(写真の霊芝はイメージ画像です)
霊芝とは
霊芝はマンネンタケ科のきのこで、中国最古の薬物書にも記載されています。
血圧やコレステロールを下げる働きや、免疫調節、抗ガン、血糖値の改善、前立腺肥大症の改善など様々な作用が発見され、健康維持に役立つきのこと言われています。
また、最近は霊芝に含まれる酵素を利用し、食品に加工する研究も行われています。
今回の研究まとめ
今回の研究で、霊芝を自己発酵させることで、霊芝のアンギオテンシン変換酵素阻害効果が強くなり、高血圧症状態のモデルラットの血圧を下げる作用が増すことが分かりました。
霊芝に比べて発酵霊芝の方が、血圧降下作用が強いと示され、いくつかのACE阻害ペプチドが含まれていることから、これらが総合的に血圧を下げる働きに寄与していると考えられます。
今後の研究では、さらに発酵霊芝の機能解明に向けて、詳細に研究が進められるとのことです。

長瀬産業ホームページ:ニュースリリース
http://www.nagase.co.jp/assetfiles/news/20130920.pdf