ヨーグルトにエノキタケのエキス
信州大学工学部は、エノキタケ抽出エキスを入れたヨーグルトを食べ続けることにより免疫力がアップして、インフルエンザや風邪の予防に期待ができると発見し、9月13日に行われた「日本きのこ学会」で発表しました。
風邪を引きやすくなるシーズンを前に、農産物を使用した機能性ヨーグルトに注目が集まりそうです。
(画像は販売サイトより)
摂取実験であきらかに
信州大学工学部の松澤恒友特任教授らと長野県農協直販は、長野県産エノキタケの抽出エキスを使った「信州発えのきヨーグルト」を開発し、2013年3月に販売をスタートさせました。
えのきヨーグルト1個には、エノキタケ抽出エキスが600mg入っています。このヨーグルトを用いた摂取試験を実施し、長野県農協直販で働く50と60代の男女職員24人に、えのきヨーグルト1個を一ヶ月毎日食べてもらいました。加齢と共に低下する免疫機能へどのように作用するのか調べるために中高年を対象としました。
実験の結果
摂取前と摂取後に血液中の成分を分析した所、病原体にダメージを与える細胞に指令を出す働きをする白血球中の「ヘルパーT細胞」が、摂取後に平均6%増加したことが分かりました。
このことから、えのきヨーグルトを食べ続けることが「インフルエンザや風邪などに対し、予防効果を高めると期待できる」という結果が導き出されました。

えのきヨーグルト販売サイト
http://store.shopping.yahoo.co.jp/nagachoku/21435.html