味覚教育を行う一週間
フランス健康環境協会(以下ASEF)が今年の5月に実施したアンケートによると、フランスに住む子どもの87%がビーツがどんな野菜か知らないことが明らかとなった。
また、25%の子どもがフライドポテトとじゃがいもを結び付けられず、同じく25%がパスタが畑ではとれないことを知らないという。
フランスでは今月14日、今回で24回目をむかえる「味覚の一週間」がスタートした。同イベントは、味覚の教育を行うとともに、健康的な食生活を提案することを目的としている。
簡単、健康的、そしておいしいレシピ
イベント期間中は、小学校などで食事や味に関する授業が行われるほか、さまざまな食材を味わえる体験教室、一流シェフの料理教室などが開催される。
またASEFは、5つ星レストラン、ラ・ヴィラ・ガリシのシェフであるクリストフ・ガヴォ氏の提案する子どもむけ料理レシピを月に2回発信していくことを発表した。
料理レシピは、簡単、健康的、おいしいをテーマにしており、「味覚の一週間」期間中の16日よりサービスが始まる。ちなみに、初回のレシピは、ビーツだという。
日本でも開催
生活スタイルの変化により、料理に時間をかける親が少なくなってきている、とガヴォ氏は話す。
だからこそ、ASEFのサイトでは、
大人が食べ物の味を子どもに伝えられるよう、シンプルで、早くできて、お金のかからないレシピを提案していく(20minutesより)
と、同氏は述べている。
「味覚の一週間」は、フランスでは今月20日まで開催される。また、日本でも10月21日から27日まで同イベントが催され、「味覚の授業」、「味覚の食卓」、「味覚のアトリエ」などを通し、味わうことの大切さを伝えていく。

味覚の一週間 フランス
http://www.legout.com/味覚の一週間 日本
http://www.legout.jp/フランス健康環境協会
http://www.asef-asso.fr/子どもがすべて味わうために シェフのメニューを公開
http://www.20minutes.fr/marseille/1236459-menu