次世代に引き継ぐ和食文化
農林水産省は「和食」のユネスコ無形文化遺産登録申請をきっかけとして、11月24日和食文化を再考し再発見する、「「和食」文化の魅力 再発見イベント『和食;日本人の伝統的な食文化』の魅力」を開催する予定となりました。このイベントには日本人が和食文化についての理解を深め、次世代に引き継いでいくことの大切さを考察する狙いがあります。
(画像は農林水産省のウェブサイト)
ユネスコ無形文化遺産への登録申請
今年3月に「和食;日本人の伝統的な食文化」として登録申請が行われ、事前審査では登録が勧告されたと10月22日に発表されたユネスコ無形文化遺産。12月に可否の決定がされる予定ですが、これまでの例からいって登録される可能性が非常に高い見通しです。
海山里を持つ日本の国土ならではの多彩で新鮮な食材、一汁三菜が基本で動物性油脂の少ない健康的な食生活、盛りつけや調度品で表現する季節感や自然の美しさ、正月などの年中行事と密接に関わり家族や地域を結びつける文化的側面。農林水産省ではこの4つのポイントに焦点を当てて登録申請を行っています。
イベント内容と詳細
第1部では文化としての和食について考えるシンポジウムが行われ、基調講演とパネルディスカッションが催されます。第2部は小学校高学年の児童たちが郷土料理について発表を行い、試食するなどして郷土食文化について学ぶ『日本全国こども郷土料理サミット』が行われます。
このイベントの傍聴人数は各部500名ずつを予定しています。日時は平成25年11月24日(日曜日)10時00分から16時00分、場所は東京ドームシティプリズムホール西となっています。

農林水産省プレスリリース
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo02/131022.html