食品は手軽な値段になっている?
アメリカの収入に占める食費の割合は、年々少なくなっているようです。1,930年代、食費の割合は収入の1/4、1950年代には、1/5,そして最近はわずか1/10であるという調査結果がでています。
食品が安くなってきているというだけでなく、食品が手に入りやすくなり、また調理をするのも安易になってきているようです。
アメリカ人は、高カロリー食品を摂取するようになっただけでなく、摂取する食べ物の種類も増えました。そのため、1970年代に比べるとカロリー摂取量も約20パーセント増えています。
(画像はイメージです)
肥満が増えている本当の原因は?
食べて運動しないのが、肥満の原因だと思われがちですが、実際よく調べてみると、アメリカ人がレジャーに費やす時間も、エクササイズする人の割合も上昇してきています。
肥満の原因は、ファーストフード、ポーション(盛り)サイズが大きいこと、自動販売機、スナック製品も含め、車利用の増加とテレビやパソコンの前に座っていることが多くなってきることもあげられています。
肥満の増加を減らすために何ができる?
不健康食品に税金を課す案もあり、州によっては、すでにソーダ類に税金をかけているところもありますが、これが肥満を減らすのに大きく貢献できているかどうかは今のところまだはっきりしていません。
南アメリカでは、約800のスーパーマーケットが健康食品に25パーセントの値引きをしたところ、ゆっくりと健康食品を摂取する人々が増えてきているといっています。
肥満の人口を減らしていくには、野菜や果物の摂取量を増やしていく代わりに、高カロリー食品を野菜や果物に置きかえるくらいの考えをもつ必要があるのではないかと、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のシュトルム氏は述べています。

CNN
http://www.cnn.com/2014/05/23/healthワイリー・オンライン・ライブラリー
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/ランド・コーポレイション
http://www.rand.org/news