ホワイトブレッドと全粒粉パン、違いを知っていますか?
日本で販売されている食パンのほとんどはホワイトブレッドですが、中には全粒粉と記されている食パンも時折見かけます。
これまでホワイトブレッドより全粒粉パンの方が食物繊維やビタミン類を多く含んでいるため、全粒粉パンを食べることが推奨されてきました。
(画像はイメージです)
ホワイトブレッドを食べると乳酸菌が増える?
最近発表された研究によれば、ホワイトブレッドを食べた人の腸内には、腸内を酸性にして悪玉菌を減少させる働きをする乳酸菌が多いことが確認されました。これは、38人の健康な大人を対象に行われた食生活の調査と参加者の便を分析したものです。
また、柑橘類に含まれる食物繊維の一種であるペクチンは、体に良いとされるバクテリアを減少させるという分析結果がでました。これは、過去にされた研究とは対照的な結果です。
全粒粉パンの代わりにホワイトブレッド、ちょっと待った!
マンハッタンの栄養士、ガンズ氏は、ホワイトブレッドが腸内の乳酸菌を増やすとされているこの研究結果をふまえた上で、それでも全粒粉のパンを選ぶ方が、食物繊維や栄養にすぐれているので勧めたいといっています。
今回の研究を率いたゴンザレス氏は、ひとつの食品が腸内微生物にどのような影響を与えるかではなく、食事全体を考慮した上で個々の食品が腸内生物に与える影響を考えることが重要だと述べています。

ニューヨーク・デイリー・ニュース
http://www.nydailynews.comACSパブリケーション
http://pubs.acs.orgザ・ヘルス・サイト
http://www.thehealthsite.com