料理の油、どんな油を選んでいますか?
6月14日、ダイアベティス・ケア誌に掲載されたデイビッド・ジェンキンス氏の研究では、2型糖尿病を持つ人が、キャノーラ油を摂取した場合、血糖値と悪玉コレステロールの値が下がったとしています。
キャノーラ油は、7パーセントの飽和脂肪が含まれていますが、これはオリーブオイルの約半分の値です。
(画像はイメージです)
キャノーラ油と全粒小麦食品を比べてみた場合
ジェンキンス氏は、体に良いといわれている全粒小麦食品とキャノーラ油を使って作られたパンを含むグリセミック指数(食後の血糖値の上昇率)の低い食事をした場合の違いを調べました。
グリセミック指数の低い食品は、血糖値を保つために大切です。全粒小麦食品を12週間摂取した場合、キャノーラ油を摂取した場合よりも血流が良くなる結果が出ています。
はっきりしたことは、まだ解明されていないと付け加えた上で、ジェンキンス氏は、全粒小麦食品の摂取が循環器疾患のリスクを減らすことにつながることは、間違いないだろうと述べています。
キャノーラ油を含んだ食事のメリットはどれくらい?
とくに、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)検査で2,3ヶ月間高い値が出ていた人は、キャノーラ油を含む食事によって大きな改善が見られたといっています。
また、キャノーラ油を含む食事によって、悪玉コレステロール値が下がった割合も、コレステロール値を下げる薬を20ミリグラム多く投薬した場合と同じくらいのものだったとしています。

ヘルス・サイト
http://www.thehealthsite.comユーレック・アラート
http://www.eurekalert.orgサイエンス・デイリー
http://www.sciencedaily.com