料理は全く同じなのに、どうしておいしさが違う?
レストランのメニューに載っている写真を見て、注文を決めることはありませんか。きれいに盛ってあると、「おいしそう」と感じるし、無造作に盛ってあるとそれだけで、「まずそう」と感じます。
(画像はイメージです)
盛りつけの大切さを確認する実験?
最近、フレーバー誌に「盛りつけ」と「味」の関係を実験した結果が掲載されました。
オックスフォード大学の研究員でシェフでもある、チャールズ・ミシェル氏は、全く同じ材料と味付けをしたサラダを、3種類の違った盛りつけ方法で、60人の参加者に試食してもらい、試食後の感想を調査しました。
1つ目は、サラダを皿に無造作に盛ったもの、2つ目は、皿の真ん中に間隔をおいてきれいに盛ったもの、そして3つ目は、ロシア出身の画家、ワシリー・カンディスキーの絵を再現するように盛りつけしたものです。
参加者が1番おいしいと感じたのは、画家カンディスキーの絵を再現するように、盛りつけされたサラダで、2番目が皿の真ん中に盛りつけされたものでした。
料理がアートのように盛りつけされるのであれば、2倍お金を払ってもかまわないという参加者もいました。
「おいしさ」を決めるのは、味覚と視覚のコンビネーション!
アートのように、人の心をとらえるような盛りつけは、味覚までもコントロールしてしまうようです。料理の盛りつけに、少し時間をかけてみませんか。

ザ・ガーディアン
http://www.theguardian.com/lifeandstyleハイライト・プレス
http://www.highlightpress.com/studyBBCニュース
http://www.bbc.com/news/health