コーヒー好きに朗報
医学的な効能が認められているコーヒー。一方で、カフェインの過剰摂取が健康に害を及ぼす危険性があることも知られている。
伊ミラノ大学の研究チームが発表したところによると、コーヒーを摂取することで肝臓がんのリスクを最大約50%軽減できることが明らかとなった。
(画像はイメージです)
同研究チームは、1996年から2012年9月までに発表された16の研究のメタ分析を実施した。
結果、コーヒーを1日1杯でも飲む人は、全く飲まない人に比べ、肝細胞がんを発症するリスクが約40%低くなることがわかった。また、コーヒーを1日3杯摂取している場合、肝臓がんリスクは半減するという。
直接的な関係は不明
ミラノ大学のカルロ・ラ・ヴェッキア博士は、
本研究により、コーヒーが健康に、特に肝臓に良いという説を裏付けることができた(GENTSIDEより)
と述べている。一方で、コーヒーと肝臓がん予防の直接的な関係は解明できていない。
肝臓がんの予防については、現在、B型およびC型肝炎ウィルスの感染予防、そして飲酒を自粛するという方法がとられており、これにより、がんの発症を90%以上予防できるといわれている。
今回の研究も、これら3つの予防策がコーヒーを飲むよりも効果的であると結論付けている。

ミラノ大学
http://www.unimi.it/肝臓がんリスクを削減するためにコーヒーを摂取? GENTSIDE
http://www.maxisciences.com/caf%e9/boire