男の子も悩んでいる
摂取障害というと、若い女性がなりやすいというイメージがある。しかし近年、思春期の男の子に摂取障害が増えていることがわかった。
ボストン小児大学の研究チームによると、米国に住む思春期の男の子のうち5人に1人が、自分の体重や体格を必要以上に気にしていることが明らかとなった。
(画像はイメージです)
同じ年代の女の子が「痩せていること」にこだわるのに対し、男の子は「筋肉のついたたくましい体」に強い憧れを持っているという。
体格を気にしすぎるあまり、拒食症や過食症になったり、不健康な食生活をおくったり、またはサプリメントや薬物に手を出したりするケースもある。
男の子だからといって、体の悩みを抱えていないわけではないのだ。
異なるサインに注意
同研究は、1999年から2010年にかけ、10代の男の子約5500人を対象に実施された。
ボストン小児大学のアリソン・フィールド博士は、
摂取障害に陥った場合、女の子と男の子では発するサインが異なる(TOP SANTEより)
と述べ、「痩せたい」という女の子のサインだけではなく、「たくましくなりたい」という男の子のサインにも注意するよう、思春期の子どもを持つ親や医者に呼びかけている。
また研究チームは、調査開始当初と比べ、思春期の男の子の摂取障害が増加していると説明している。思春期に多感になるのは、女の子だけではない。男の子にも、体と心のケアが必要なのだ。

ボストン小児病院
http://www.childrenshospital.org/思春期の男の子も摂取障害に TOP SANTE
http://www.topsante.com/maman-et-enfant/ados/