受験生に朗報
1998年よりココアが持つ機能性について研究を重ねている森永製菓株式会社は、「ココアの計算能力向上」について研究を行い、10月26日に開催された第52回日本栄養・食糧学会近畿支部大会で結果を発表しました。
研究は四天王寺大学の佐藤広康教授と共同で行われ、中学2、3年生の男女207名を対象に、加算計算能力向上試験を実施。その結果、ココアを摂取してから45分後に計算問題の回答数や正答数が有意に増加したことが分かりました。
(グラフは、森永製菓株式会社のニュースリリースより)
調査の詳しい内容
調査では、ココアと対照飲料としてキャラメル風味飲料を摂取するグループに分け、その45分後に計算問題のテストを行いました。
ココアを摂取したグループは対照飲料を摂取したグループと比較して回答数と正答数どちらも増加。
これは、ココアに含まれるカカオポリフェノールやテオブロミンが摂取してから1~2時間以内に血中濃度がピークに達することから、今回の結果のように計算能力が向上する効果に現れたと考えられます。
寒い時期にはココア
単純な計算問題を解く能力が向上することは、注意力や持続的集中力、抗精神疲労に効果的であると考えられます。つまり、ココアを飲用することが学習の効率化や知的作業のパフォーマンス向上につながると期待されます。
さらにココアは冷え性の改善やインフルエンザウイルスへの抵抗性も期待されており、寒い季節に受験の本番を迎える受験生をサポートする飲み物と言えそうです。

森永製菓株式会社:ニュースリリース
http://www.morinaga.co.jp/company/pdf/20131112_01.pdf